KMのDIARY

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会社を辞めるということ④

久しぶりに会う友人と今後の人生について喋ってみたけど結局みんな目の前のことで精一杯だって分かった。

 

年齢を重ねると今の場所から離れた後のことが不安だし新しいことを始めることに抵抗がでてきて動けなくなる。

 

確かにそうだと思う。

 

 

だから、わたしは会社員を続けてきた。

 

 

会社で働くことで金銭以外の恩恵というのはもちろんあった。

 

 

休みの日に旅行に出かけたり、美味しいものを食べたり、無職の時には遠慮していたことができるようになった。

否応でも人と話す環境になったことで、世間一般と同じような社会生活を送るという群衆的な安心感を得られた。

1人では知りえないことも知ることができた。

仕事帰りにあまり気を使わなくても話ができる人もできた。

人付き合いが苦手なわたしも、一応は人間らしく生きていけた。

 

 

無職生活を送ることを考えると、恐ろしい。

今の恩恵は失われるのだから。

会社を辞めた時のリスクは金銭以外にも多分にあるのだ。辞めた後に失ったことの大きさに気づいたりするのだ。

 

 

清々するのは1カ月。

 

給料日にお金が入らないことで気づいたりする。

 

かわりに届く税金、保険料、年金の振込用紙。

 

そして、年齢とともに比例する体力、気力の減退。それに伴う自信喪失。

 

 

 

さあどうするわたし。