【片付け】知らない間に負の感情が溜まっていた話【断捨離】
部屋は変わらず物に溢れていた。
突然掃除しなければいけなくなった
来客があるために、否が応でも部屋を片付ける事になった。
目の前には洗濯した後の服
床には脱ぎ散らかした服。
クローゼットにはあまり着ていないであろう大量の服。
分別するのが面倒な小物、化粧品類、書類、CD、DVD等。
売値もつかないであろう文庫本。
そして部屋干し用の竿には大量ハンガーがかかったまま。
来客までの時間はあまりなかった。
とりあえず片っ端から物をでかい袋に入れていく。
服はカゴの中へ。
机の上のものもはっきりとゴミとわかるもの以外はとりあえず必要かどうか考えるのは抜きにして適当な紙袋へどさどさと詰め込んだ。
そして全てを隠し切って、部屋を掃除機をかける。
トイレ掃除をする。
キッチンの食器類を片付ける。
机の上をふく。
ひとまずは何とか取り繕う。
来客が帰宅したあと
帰った後は、押し込んだものたちをひっぱり出さなくてはならなかった。
必要なものも必要でなさそうなものも入っている袋を、すぐには出せなかった。
またあの状態に戻るのは嫌なのだ。見るだけでしんどくなる。
いるのかいらないのかを判断すること自体も億劫だった。
それでも出さなければいけない時は、くる。
今すぐに必要なものだけを取り出そうとしたら、気づいた。
「必要なもの」はとても少ないということを。
物がないことで気づいたこと
<床に物がない>
動線が広く開いたことで動きがスムーズになり早くなった。
私の部屋は縦に長い部屋なので、いちいち動き回らないといけない。
いつも何かをまたいだり、何かを避けつつ動いていた。
「邪魔だな」という無意識な気持ちを働かせながら部屋を歩き回っているということで
負の感情を毎日蓄積しながら過ごしていたということになる。
恐ろしい。
<机の上に物がない>
それだけで行動や作業が集中して進む事にも気づいた。
日常の些細な行動までもがストレスなく進む。
と、同時に机はプライベートな作業時間にとても密接しているものだと気づく。
当たり前の話だけれど
化粧をする。
髪の毛を乾かす。
PCを触る。
お菓子、ご飯を食べる。
コーヒーを飲む。
書き物をする。
て、これ全部私が一つの机の上でやっていること。
これらの行動に対して使う物はバラバラだから、その一部の物が机の上で散らかっているわけです。例えば櫛とボールペンと口紅が一緒になっているとかそういうこと。
そうなると、櫛を使いたいのにボールペンが出てきたとか、口紅が床に転がったとか
思っているものがパッと出てこない。
「あぁ!もう!」
という、小さな憤怒。これも負の感情として存在していたのではないか。
やっぱり片付けと心は繋がっている
そんなこと全然意識もしてなかったし、掃除するのに「負の感情」がどうのこうのと思いながら掃除したことなかった。
でも片付いた状態で行う日々のちょっとした動作は、いつもと違う感情をもたらしたことは確かだ。
それが少しでも実感できたので今後は物を隠すだけで終わらせず捨て作業に入っていきたいと思う今日この頃。